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佐賀県伊万里市のやさしい歯医者さん浦上歯科医院です【公式】ページ

3)生きた乳酸菌で『歯周病』『口臭』を予防する

歯周病や口臭を予防するといえば、歯磨剤や歯ブラシなどを
使った歯垢を除去する『プラークコントロール』や
抗菌剤などと薬物を使った科学的な殺菌処理というのが
一般的でした。

しかしここ数年の研究から歯周病予防や口臭予防に生きた
乳酸菌を使う事が効果的だということが分かってきました。
この研究は東海大学医学部 基礎医学系感染症研究室の
古賀康裕教授が端緒を開かれました。

その乳酸菌の名前は『LS1』。

この『LS』とは『ラクトバシリス・サリバリウス』の略で
ラクトバシリスは乳酸菌のこと。
サリバリウスは唾液のことで、つまりこの『LS1』は
唾液の中から発見されたものです。

歯周病原菌には色々ありますが、私が一番やっかいだと
思っている歯周病原菌はPg菌というのがあります。
歯肉溝内にしみ込むように生息して骨を溶かします。
その破壊力はとても強いものです。
口臭の原因菌ともいわれています。

時々自然と歯が抜けてくるようなケースには、
このPg菌が大きく関与していると思っています。
(これは私の私見ですが・・・)

ところがこのPg菌は特にこのLS1に弱い事が分かりました。
試験管の中ではPg菌1に対して乳酸菌は100万分の1でも
死滅したのです。これは凄いことです。

この『LS1』は現在製品化されています。

この使用効果について埼玉県みさと健和歯科の歯科衛生士の
佐藤美智代さんのレポートがあります。

患者さんは72歳の男性で脳梗塞後遺症・パーキンソン病 左半身麻痺で奥さんは体の介護で精一杯で口の清掃までは 手が回りません。
奥さんの悩みは『とにかく口臭が酷いのでどうにかして欲しい』 ということでした。
そこでこの『LS1製品』を服用させたところ2週間くらいで 驚く程口臭が気にならなくなり、歯肉の腫れた感じもかなり 軽減したということです。

佐藤美智代さんはこの『LS1』の活用法として
①とくに重度の歯周病による口臭の改善
②舌のケアやドライマウスに由来する舌のヒリヒリ感の緩和
この2つのことをお勧めしています。

また虫歯予防の効果も期待されると述べられておられます。
当院でいうとドライマウスの患者さんに『LS1』を使用して
もらったら確かにヒリヒリ感が少なくなったと言われました。

当院では月に1回のペースでお口の中全体を除菌しに来られる
患者さん達が多数おられます。

1回40~50分くらいかけてお口の中全体を除菌します。
何回かに分けてクリーニングするより1回でバーッと
全体をやってしまった方が除菌効果が高いような気がするからです。
そして最後に『LS1』を舐めながら帰ってもらっています。

Pg菌は舌の上や扁桃腺にもいるそうです。
扁桃腺を器械でゴシゴシこするなんて出来ません。
器械で除菌出来ないような所に『LS1』を使っています。
『LS1』を買って帰られる患者さん達もおられます。
その後の声を聞くのが楽しみです。


浅学歯いしゃの役にたつかどうかわからない話