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佐賀県伊万里市のやさしい歯医者さん浦上歯科医院です【公式】ページ

17)「歯の神経の治療ってムズカシイです」

①我々歯科医師が日常的に行っていることに神経の治療があります。
ほぼ毎日やっていることなんですけど、これって本当に難しいことなんです。

何故そんなに難しいことなのかというと、一番大切なところ、
つまりこの治療の結果を左右するポイントの部分を始めから終わりまで
一度も自分の目で見ることができないからなんです。

患者さん達と話をしていると、歯の神経の治療って電気のコードを
ポンッとコンセントからはずすようなイメージを持ってあるみたいです。

なんか歯の神経って一本のヒモ状のものを引っ張ってプチッと引き抜いたら
OKって簡単に考えているような気がします。

これは半分正しくて半分以上間違っているんです。

歯の神経の治療はレントゲンでおおよその形や長さを調べ、
EMRといって電気抵抗で神経の先までの長さを測る器械を使ったり、
自分の指先の感覚でやっているのが現状です。

つまりイメージの世界なんです。自分のイメージの中で作業を行っているんです。

おおよそは、分かるんですけど、神経線維の一番先の部分、一番奥の深い所の
形や太さや曲がり具合や枝分かれがどうなっているのか
自分の目で確かめられないんです。

そしてこの一番先の部分が治療の結果を左右する所なんです。

ここの所を治療の始めから終わりまで一度も見ることができないから、
神経の治療はムズカシイんです。

たしか歯の神経の治療って100年くらい前から行われているものだと思います。

神経の治療のことを「エンド」と言います。

これで終わりにする“これで決着をつける”という意味なんでしょうか?
その理由は忘れました。

大昔の、たしかフランスの歯科医師で、「神経の治療薬として鳩のフン(ウンコ)が有効である。」と言った人がいたという話をなんとかという「エンド」に関する本で読んだことがあります。

外国の大先輩も「エンド」に苦労されていたんですね。

わかりますとも、その気持ち!!
鳩のフンから何十年もたちました。

でも今だに「エンド」に関して論争しているそうです。

まだ「エンド」になっていないようです。

「エンド」できない原因は、見えない所だからだという気がします。


浅学歯いしゃの役にたつかどうかわからない話